担 当 者 角田 裕信
開 催 日 2012年9月16日
参加者数 21名(女性5名、男性16名)
本日のリーダー 角田(サブ・岩淵、今西、和田、利川)
集合時間・場所 8:30 柏原市役所・教育センター前
第二 集合場所 10:30 近鉄・橿原神宮前駅中央口
解散時間・場所 15:00 近鉄・橿原神宮前駅
ルート 飛鳥駅~岩屋山古墳~牽牛子塚古墳~マルコ山古墳(昼食)~ 市尾墓山古墳~下土佐(土佐街道)~飛鳥駅
実走距離 約20km (橿原神宮スタート~ゴール 一般向)
コメント 棚田の彼岸花が美しい里山の隠れコースです。
《感想》
前日来より天候が不順だったが、雨もほんの通り雨程度で良かった。心配された一部の未舗装路のぬかるみもなく、念のために持参してもらった泥落としの歯ブラシも、使わなくて済んだ。
長く続く残暑のおかげで、期待された彼岸花は咲いていなかったが、稲穂がそよぐ棚田を見ることができた。
《特記事項》
帰路、飛鳥川自転車道にてSu氏が車止めのポールに衝突し転倒。後続のKiM氏も巻き添えで転倒。二人とも軽症で済んだのは幸いだった。原因はSu氏がスピードメーターに気を取られたことによる、前方不注意。このような実際の事故体験を通じて、より安全意識は高まるが、事故はないに越したことはない。
帰宅後、KiK氏より「走りだし当初、バタつきがある」との指摘メールがあった。ほぼ初対面のメンバーなので、初めは意思疎通が十分でなく、走りはじめはどうしてもバタつく傾向がある。団体走行に慣れてくると改善されてくるが、今後、会員増によるこのような傾向に対する対策が必要である。
Ma氏より「クラブランの参加連絡先がわからない」との指摘があり、次回から企画案内に企画者の連絡先を明示し、そこに連絡するように伝えた。
《走行レポート》
告知が早かったせいか、当初は2、3名の参加連絡しかなく心配していたが、再度の告知が功を奏したのか、フタを開ければ総勢21名の大所帯と相成った。
本日の案内人は、不届きにも前日から当日未明の午前三時まで呑み歩いており、参加者の不安げな面持ちをよそに、フラフラと走りだした。
向かい風の中、大和川、飛鳥川沿いに橿原神宮へ。ここで輪行の7名と合流し、21名御一行様となる。
飛鳥駅前のコンビニでお昼を調達の後、メジャーな明日香村と反対方向へ。正確には真弓、佐田丘陵と呼ばれ、訪れる人が少ない静かな里山に棚田が広がっている。
岩屋山古墳。緻密な石積みで組まれた羨道と石室が目を引く。
牽牛子塚古墳。最近の発掘で八角形の石積みが確認され、斉明天皇の墓であることが有力視されてきた。二つ並んだ石室が珍しい。
などと、学生時代には歴史なんか大っ嫌いだった案内人の押し売り的解説が続く。
お彼岸も近いことだしお墓参りも良いね、と先人のお墓参りは続く。。。
マルコ山古墳でお昼。コンビニの隣の農産物直販店で販売している、赤米と飛鳥野菜の巻
きずし。数に限りががあるので、お求めはお早めに。。。
時折ぱらつく雨に一喜一憂していたが、出発の頃には青空が広がり始めた。しばらく行くと舗装が途切れる。前日の雨によるぬかるみはなかったが、道が補修されたのか砂が深く、ロードの方々は仕方なく押し。写真後方に見えるのは、下見の時にはなかった、恐らくはイノシシよけの柵。
再び舗装路となるところから、畦道に彼岸花が群生する気持ちの良い下り。。。になるはずだった。稲穂は実りつつあるものの、厳しき残暑である。
前方後円墳がムキ出しになっている市尾墓山古墳を見学後、近鉄市尾駅で休憩。「暑い、少しバテてる。。。」と感じているのは、寝不足の案内人だけではなさそうだ。
お尻に生えかけている根っこを無理やり引っこ抜いて、土佐街道。
飛鳥の都建設の折、各地から人が集められた。連れてくる時は高待遇で、仕事が終われば「ハイ、それまで」。帰るに帰れない人々は故郷を懐かしみ、ふるさとの名を付けた。周辺には同様の薩摩、吉備の地名がある。3月にはひな祭りで賑わう。
暑さをしのごうと立ち寄ったカフェテラスは、折悪しく満席。結局は自販機横の日影が、一番涼しいという始末。。。
飛鳥駅に向かう住宅地の細道で、遅れた後続がミスコース。大所帯ではいかんともしがたいが、反省すべきところである。
橿原神宮前駅で解散。その後、大阪に向け飛鳥川沿いを行く自走組に大きすぎるオマケが。。。
後続が車止めのポールに衝突し転倒。スピードメーターに気を取られた前方不注意であるという。「痛い目に会いながら、自転車が上手くなる」というベテランの意見もあるが、できれば痛い目には会いたくない。二人の転倒者が出たが、いずれも大事には至らず、一安心。
終盤に予期しない事例が2件起きたが、厳しい残暑の中のRUNということで、各人に疲れが出ていたのかもしれない。
リーダーとしては各人の疲労度を把握し、参加者はそれを遠慮なく申し出ることが大切であろう。また、その雰囲気作りもリーダーに求められる資質であるように思う。
(文<す> 写真<ひ>と<す>)